妊娠中のマツエク!問題はある?
妊娠中のマツエクは、胎児への直接な影響はないと考えられていますが、母体への副作用が起きる可能性があります。
副作用の原因となるのは、主にマツエクに使う接着剤です。マツエクの接着剤は、人体に害のない成分が用いられています。しかし、接着剤に含まれる刺激物質が多い場合、妊娠中の敏感な肌を刺激してしまうことがあります。また、妊娠中は免疫力が低下していることがあるため、普段から使っていた接着剤でも突然アレルギー反応が現れるケースもあります。
さらに、妊娠中はホルモンバランスも崩れやすくなっています。ホルモンバランスが崩れると、体毛が濃くなったり薄くなったりします。ホルモンバランスの影響により地まつげがいつもより細く少なくなっている場合、妊娠前よりもつけられる本数が減ったり、もちが悪くなったりする可能性があることも覚えておきましょう。また、地まつげが減った時期に無理にマツエクをすると、産後に地まつげが生えにくくなることもあります。
施術している時の姿勢が辛い場合も
妊娠中のマツエクでさらに気をつけたいのが、施術中の姿勢です。妊娠中期から後期のお腹が大きい時期になると、仰向けの姿勢がしづらくなります。仰向けのままマツエクの施術を受けていると、仰向けの姿勢を辛く感じるだけでなく、仰臥位低血圧症候群という症状が起きる可能性もあります。具体的には、気分の悪化、冷や汗や吐き気などの症状です。長時間仰向けになっていると、子宮が血管を圧迫して血流が滞ってしまい、このような症状が引き起こされるのです。
ベッドでなくリクライニングチェアを使っている場合でも、仰臥位低血圧症候群のリスクはあります。そのため、施術担当者が仰臥位低血圧症候群を予防する方法を知っているかどうかや、事前に施術担当者としっかり打ち合わせをしておくという点はとても大切です。また、気分が悪くなったら我慢せずすぐに申し出るようにしましょう。
妊娠中でも安心できるサロンの選び方
妊娠中にマツエクを楽しむためには、信頼できるサロンを選ぶことが重要です。チェックポイントは、立地や施術環境、衛生状態 、衛生管理、アレルギーです。
立地では、自宅や病院の近くにあるところを選ぶようにしましょう。自宅の近くだと通いやすく、何かあっても家族を呼んだり自宅に戻ったりでき安心です。また、病院の近くであれば、通院のついでに通えるほか、体調トラブルがあってもすぐ医師のところへ行くことができるでしょう。
施術環境では、仰臥位低血圧症候群などを避けるため、無理ない姿勢で施術できるサロンを選びましょう。サロンによっては、妊婦さん用のソファを用意したり、顧問の医師が常駐していたりします。妊婦さんへのサポートが手厚い施術環境がポイントです。
衛生状態や衛生管理は、とくに重要な視点です。妊娠中は免疫力が低下し、感染症などにかかりやすくなる場合があります。消毒や整理整頓を徹底したところを選びましょう。マツエクに関する衛生管理の知識を習得している証である「まつげエクステサロン衛生管理士資格」を持っているかどうかも判断材料になります。また、アレルギー反応を防ぐためには、刺激物質の少ない接着剤や、医療用接着剤など幅広く取り揃えているサロンがおすすめです。
胎児に影響はないもののリスクは増えるかも
妊娠中のマツエクは、胎児に直接の影響はないと考えられているものの、母体にトラブルが生じる可能性はあります。接着剤によるアレルギー反応や、ホルモンバランスの変化による地まつげの減少、仰向けの姿勢による体調不良などです。このようなトラブルを避けるためには、立地や施術環境、衛生、アレルギーなどに気を配りながら、信頼できるサロンを選ぶことが大切です。
ただし、何事にも「絶対に大丈夫」ということはありません。特に妊娠中のデリケートな状態では、あらゆるリスクを想定したうえでマツエクをするようにしましょう。
ダイヤモンドラッシュは、お客様一人ひとりと真剣に向き合うオーダーメイドサロンです。マツエクだけでなく、リペアやトリートメント、カールなど幅広いメニューを用意しており、一人ひとりのニーズに合ったサービスを提供しています。接客、技術、衛生についても社内講習と管理を十分におこなっており、衛生面では施術前の手指消毒や、施術器具の衛生管理を徹底しています。また、アレルギー対策のパッチテストや専用接着剤も完備しているため、肌が敏感になっている人でも安心です。